占い
日本滞在の後半を友達の家で過ごしている。これまたロンドンで知り合ったママ友達で、子供がうちの子達と同年代。彼女の所は上が女の子で下が男の子だけど。渋谷のど真ん中。とは言え、裏道を行けば昔ながらの商店街が軒を連ね、隣近所は結構頻繁に行き来していて、東京はご近所の繋がりが薄いなんて言われているけど、彼女の所に関して言えば、それはまるっきり当てはまらないね。
毎日大騒ぎ。(うちの)子供達は朝早く起き出しておもちゃ部屋に直行。6時やっと回った位から太鼓鳴らしたり笛吹いたり、で、それ聞いて彼女の子供達も勿論起き出して加わってくる。4匹のサルの軍団。あー、母親ってホントーに身体との勝負よね〜....。毎日毎日大声を上げてサル達をコントロールし、夜ぐずつくチビ達をだましだましお風呂に入れ、まだ遊び足りなそうにオモチャに手を出す子供を叱りつけ、やっとベッドにいれた後は私達の時間。冷えたビールの缶を開けて、美味しい肴をつまみながらたわいもない事を話したりするのは、何事にも代えられない贅沢よねー。
テレビを点けてみた。ここ何年かでえらく有名になった占い師が出ていた。どうやら何とかいうタレントを占うらしい。この占い師、なんだか知らないけど、えらくキンキンキラキラと着飾って、これはどこどこの、これはいくらいくらした、とかまず自分のアクセサリーの説明をし、周りの反応を楽しんでいる。まーね、女性がアクセサリーを付けるのって結局は他人に見せたい、見られたいって潜在意識があるからだけど、で、彼女がそれで自己表現をしたいんだろう事は見え見えなのだが、あんまりやりすぎると鼻につくよね〜。と、私は思うのだが。あんなの聞いてて、うわあ、うらやましい、私もあんなのしてみたい、って思う人なんている???良く分からん。
彼女の易って当たるんだろうか?ま〜ね、あんなにテレビに出る程なのだから、まるっきり外れた事は言わないんだと思うけど、占いって難しいよね。将来の事なんて勿論誰にも見えている訳ではないしね。易者なんて言いたい事言って、で言われた当人が、そういう風になるんだ...、とか思ったら潜在意識が彼/彼女をそういう方向に導いてしまうかもしれないし、はたまたそういう方向に行かないかもしれないし。ここに、当たるも八卦当たらぬも八卦って言われる所以があるんだろうね。それでも女性雑誌なんかに氾濫する易者の数々。あんなにいっぱい易者がこのちっちゃい国にいるとは思わなかったわ。へえー、一体どうすればあんなに沢山の人が透視能力とかを天から授かるわけ??
そこで考えた。どうやって当たる易者を見分けるか?んー、そうだ!自分の過去を言ってもらうってのはどう?自分の過去なら、もう過ぎた事だし自分が体験している事だから、易者の言った事が当たっているか外れているか簡単に分るもんね。それで、全てぴしゃっと当たっていた易者は、本当に当たる易者って思えばいいんじゃないかしら。
でも、ここでひっかけ。易者が、あなた、大変だったわねー、とか苦労したのよね、とか言ったとしても絶対に肯定しない。ただただ、聞いてるだけにする。だってさあ、あんなのって聞いてると易者の方も相手がどういう風に反応するかとか見ているみたいじゃない。でも、当人だって占ってもらいに来るくらいなんだから、苦労したんだろうし、大変だったわけでしょ。ここで、はい、そうなんですう、とか言っちゃったら、もう易者のテンポに乗っちゃうよねえ。だから、過去についてかなり具体的な事を言わせる。それがどんぴしゃだったら、まあその易者の事を信用しても良いんじゃないかしらね。
誘導尋問みたいなもんだよね、易なんて。結局その何たら言う男性タレントは、余程感極まったのか、声を上げて泣き出しちゃって。まあ、だからあの占い師もまんざらではないんだろうけどねえ。でもやっぱり、自分の事を占ってもらうんなら、あんなキンキンキラキラじゃなくて、もうちょっと質素堅実な人にお願いしたい気がする。
余談。前世見えますって人いるじゃない。あの人達が言う事って一体誰が証明してくれるの?あれだって口が上手いかどうかって感じがするのは私だけ?例えば、あなたは前世で戦国時代に生きた一国の主でした、下の者をかばいながら戦いに明け暮れる日々でした、だから現世でも常時神経を研ぎ澄ましているのです、なんて言われて、まあ悪い気はしないだろうけど、でも誰がそれを裏付けてくれるわけ?面白いよね〜人間の心理。ちょっと探してみたいのは、前世が人殺しだったとか極悪非道人だったとか、じゃなかったら犬でしたとか言われた人。絶対いないと思うね。普通は、どこそこのお嬢様でしたとか何とか言う武士でしたとか、でしょ。やっぱり口だけって感じ。
でもでも、一度は行って見てみたい、自分の前世。......んーやっぱり止めておこうっと。自分の前世がノミでした、なんて事だったら立ち直れないからね。
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